ねりこみ プレート《yama》
福祉作業所さんによって、
絵付けではなく「ねりこみ」という
特殊な技法で手作りされた陶器です。
■サイズ(手作りのためサイズに多少の違いがございます。)
「練り込み」とは、陶芸の装飾技法の一つで、色や濃淡の異なる土を練り合わせたり、貼り合わせたり、交互に積み上げるなどして作った模様の土を使いやきものを成形することです。
中国では8世紀の唐時代からはじまり、ヨーロッパでは 18 世紀にマーブル・ウェアの名で呼ばれる伝統技法です。
またこの技法には、周到な計算と大変な時間と手間が要求されますのですべて手作りで制作されています。
絵付けでは決して表現できない独特の味わいが魅力の陶器です。
福祉作業所とは。
一般の企業等で働くことの困難な障がい者が作業指導を通じて、生活の充実と社会的な自立を図るとともに、
社会参加の促進を目的とした、地域の中で運営されている働く場や活動の場の事です。
障がい者の自立を図るために福祉作業所で制作されている商品のほとんどが手作りで、
時間をかけ一つ一つ丁寧に作られています。
こころの通った暖かい素材や商品達ですが、
残念ながら福祉作業所で作られた商品が一般の人までなかなか広がる事がありません。
日々の運営は、福祉作業所の努力でやっと支えられているのが現状で、
一人一人に対する賃金はごくわずかです。
それでもそこで働く障がいを持った方々は、自分で制作した商品が人の手に渡り、
世の中に広まっていくのを楽しみに生活しています。
福祉作業所で働く障がい者の生活水準を上げるためにも、こういった状況を多くの方に知って頂ければと思います。